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高倉麻子さんの期待する、なでしこの星1 [女子サッカー]

高倉麻子さんの期待する、なでしこの星はここにいました。
 

それは、リオ五輪アジア最終予選と同時期に行なわれた 
 
ラ・マンガ国際大会で、U-23日本女子代表が 
 
ノルウェーに4-0、スウェーデンに2-0、ドイツに1-0と 
 
3連勝を飾り、一躍その輝きをはなっていました。
 

その時、ドイツ戦で2トップを組んでいたのが、
 
INAC神戸のFW増矢理花(20歳)
 
ASハリマ・2部のMF千葉園子(22歳)でした。
 

なかでも背番号「10」の増矢は、
 
攻撃センスが周囲で目をみはるほど抜群でした。
 
      maxresdefault.jpg
      https://www.youtube.com/watch?v=68PAfU-ipmMより引用
 
ここと思えばまたあちらとばかり、いたるところに姿を表し、
 
自軍にやりやすいようにゲームを組み立てていました。
 

時には果敢に前線にも飛び出していったりして、
 
縦横無尽に動き回っていました。
 

視察に来た他国の、特にドイツの関係者達は、
 
増矢のテクニックのレベルに驚き、
 
大いに関心を示していました。
 

増矢自身は、「感覚でやれている時が一番良い時です。
 
あまり計算していたり、
 
考えすぎてしまうと自分のプレーが出来なくて、
 
そんな時は、ミスも多いのです。
 
うまくいっている時は、感覚がさえ、
 
結果的に成功していることが多いのです。」

と本音のところを語ってくれました。
 

そんな場面が随所に見られました。
 

例えば、複数のDFに囲まれながら、詰まること無く、
 
鮮やかに切り返したり、華麗なまでに脇を抜き、
 
難しい体勢から絶妙のアシストを成功させてしまうなど、
 
技術レベルの高さと攻撃に対するセンスには
 
驚かされる場面がいくつもありました。
 

その一方で、そのセンスが攻撃面に偏りすぎてしまい
守備においては本来守るべき位置のゾーンを
 
空けてしまうこともしばしばあるほどです。
 

確かに、作戦として、ポジションごとの役割が明確な
 
ゾーンディフェンスにおいては、
 
絶対に克服しなければならない問題なのです。
 

しかし、本人が感じている第一の課題は、
 
とことん攻撃面にフォーカスされ
 
得点する体勢に持っていくことなのです。
 

これぞ、高倉麻子さんの期待する、なでしこの星なのです。

しかし、「問題は『その精度』なのです。相手の選手によっては
 
立ち位置でプレッシャーをかけてくる人もいるので、

そんな相手に勝手にプレッシャーを感じてパスを受けられなかったり、
 
また、出せなかったりするときがあるんです。
 

海外の一流の速くて強い選手がプレッシャーをかけてきた時に、
 
どうしたらいいのか……
 

今後は、その様々なプレッシャーの中でも正確にプレーできるように
 
したいのが目標でなのす。」と語ってくれました。

増矢理花は各年代の代表で等しく活躍し、
 
2014年のアジア競技大会ではA代表にも初招集された経験があります。

代表キャップ数は10に上り、3ゴールを決めている優秀な選手です。
 
 
増矢がよく語るのは、
 
「合宿での話ですが、高倉監督は『世界をリードする攻撃的なサッカーをしよう』
 
とよく話をするのです。
 
 
日本は守備から入るイメージがあり、事実、そのような試合が多いのですが、
 
いつか自分がその攻撃的なサッカーをする日本の中心にいられるようにしたい」
 
と近い未来を見据えながら考えているのでした。
 

高倉監督の求めるものは、
 
守備時の不在を補ってあまりある攻撃の独創性は、
 
他の選手にはない「強烈な個性こそ強み」と考えていて、
 
今の日本の女子サッカーにとって、一番必要なものなのかもしれない。

その高倉監督と若い選手に一途なまでの攻撃にかける思いが、
 
なでしこジャパンの強力な武器になる日が
 
近いうちに来るかもしれないのです。
 

これぞ、高倉麻子さんの期待する、なでしこの星なのです。




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